不調のメカニズム

ところが現代社会は、理想どおりにはいきません。
私たちは時間に追われ、内外の環境や人間関係は、常にストレスに曝されています。
生活のリズムは乱れがちで、体内時計と実際の時計との間には狂いが生じてきます。
 
そうなると、脳と脊髄を支配する中枢神経が乱れ、体の内外の情報を素早く分析・整理・判断する処理ができなくなります。
脳内物質の出力も低下して、痛みに対して弱くなっていきます。
 
精神的にも不安定な状態が続きます。
 
体の諸器官に分布する末梢神経との伝達にも不具合を生じてきます。
そのため、体の各部位にも異常が発生しやすくなります。
 
自律神経もバランスを失い、心身にメリハリがなくなってきます。
すると、自律神経失調症と呼ばれる様々な症状が起こってくるようになるのです。
今、みなさんが苦しんでいるものは、これに起因することも多いはずです。
 
内分泌系の活動も低下するので、ホルモンバランスが悪くなります。
ストレスに対して脆くなり、不妊や婦人科系の異常、美容上のトラブルも発生しやすくなります。
 
血液・リンパ液・脳脊髄液などの体液循環も滞りがちになります。
体もむくみやすく、各部位の冷えがきっかけで起こる症状も現れます。
 
血流が悪化すると筋肉・筋膜・靭帯が硬くなり、末梢神経を圧迫したり損傷させるので、溜まった老廃物質が凝り・痛み・痺れの原因となります。
 
当然、付着している骨や関節の動きが悪くなるため、体のバランスが崩れて歪みが生じできます。
これも運動制限や痛みを誘発させます。
 
免疫力は低下して、病気に罹りやすくなります。
誤作動を起こす場合は、自己免疫疾患となります。
 
自然治癒力も減退するので、基礎代謝は落ち、病気が治りにくくなります。
 
東洋医学的には、経絡を流れるエネルギーが滞ったり不足した状態に陥ります。